南山大学

 
人間の尊厳科目 連続講演会  第2回 (5月14日実施)
少年法の理想と現実
丸山 雅夫 教授
法科大学院  専門分野: 刑事法

 「人間の尊厳」のあり方を考える上で、「人は生まれながらにして平等である」というのが、近代国家の前提であり、憲法の基礎となっている。それは、人間の尊厳には差がないことを意味する。だが、年齢、性別等によりこの大前提が崩れることがしばし見受けられる。その一つの例として、少年の犯罪は成人と同じに扱われず、少年法という特殊な枠組みの中でのみ裁かれるという事実がある。丸山教授は少年法を手がかりとし、対象の特性に応じた「人間の尊厳」のあり方を取り上げ、少年法の制定にいたる歴史及びその後の発展過程と内容について言及した。中世ヨーロッパでは結果責任が重視され成人、少年の区別はなかった。現代において、罪を犯した少年と成人を区別するのは対象を裁く方向性が異なるからである。

 「人間の尊厳」のあり方を考える上で、「人は生まれながらにして平等である」というのが、近代国家の前提であり、憲法の基礎となっている。それは、人間の尊厳には差がないことを意味する。だが、年齢、性別等によりこの大前提が崩れることがしばし見受けられる。その一つの例として、少年の犯罪は成人と同じに扱われず、少年法という特殊な枠組みの中でのみ裁かれるという事実がある。丸山教授は少年法を手がかりとし、対象の特性に応じた「人間の尊厳」のあり方を取り上げ、少年法の制定にいたる歴史及びその後の発展過程と内容について言及した。中世ヨーロッパでは結果責任が重視され成人、少年の区別はなかった。現代において、罪を犯した少年と成人を区別するのは対象を裁く方向性が異なるからである。

( 取材:総合政策学部 2年 石田祐貴 )