南山大学

 

南山大学 国際化の取り組み

海外実習

総合政策学科 NAP(台湾) 中国語を学び、異文化に触れる。

台湾・台南市にある国立成功大学の「華語中心」(中国語センター)にて、中国語学習と台湾の文化体験プログラムを実施しています。夏休みに4週間実施されるこの実習では、中国語の語学学習や台湾の文化体験の他、学生自身が少人数のグループに分かれて、台湾についてのさまざまな面を観察・聞き取り調査などを行うことにより、アジア諸国に対する異文化理解力を高めることを目的としています。

※ NAP:南山短期アジア留学プログラム

実習内容

春学期における事前授業を通じて、しっかり目的設定を行う。
夏及び春に実施されるNAP7ヵ国の参加学生は事前授業を受けることになっています。事前授業は学生全員が出席する全体講義(東アジアの歴史、文化、政治経済システムなどについての講義)の他に、3〜4回にわたって国別授業も設けてられています。台湾NAPの国別授業では、ほとんどの学生が中国語を事前に履修していないため、台湾出身の留学生や中国に長期滞在経験のある教員などにより、基本的な発音や挨拶を学ぶ時間を設けています。
その他に、現地での学生による調査の準備として、調査テーマによる小グループ分けを行ない、国別の事前授業の最終回では、グループごとに調査計画を発表し、担当教員や他の参加学生とより良い調査とするためのディスカッションを行ないます。事前に最低限の中国語学習や現地での調査の準備をしっかり行い、学生一人一人がプログラムに対する目的意識を高めて現地への出発を迎えるようにしています。

国立成功大学での中国語学習・台湾文化研修を通じた日台の異文化理解。
国立成功大学の華語中心で、約1ヵ月間、午前中は10名ずつの小規模クラスでの中国語の授業、午後は成功大学の大学院生が語学チューターとして2名の南山大生につき1名ずつついて復習等を行ないます。午前の授業では中国語と英語のみが使用されるため、最初は不安に感じるかもしれませんが、指導する先生はフレンドリーでとても丁寧に、分かるまで教えてもらえます。また、「語言交換」(カンバセーションパートナー)として南山大学の学生1名につき、成功大学の学生1名がチューターにつきます。
1か月の研修が終わるころには個別チューターさんへの感謝の手紙を中国語で書き、「結業式」(修了式)では中国語でスピーチできるほどになります。
文化体験では、近隣の都市(高雄)への日帰りの旅行の他、平日(主に午後)のプログラムとして台湾の伝統的な書道や篆刻(印鑑づくり)、家庭料理体験などのプログラムがあります。チューターとの「夜市」(夜の屋台街)散策や、一泊二日のホームスティを通して現在の台湾の人々の生活に接することもできます。
また、滞在する台南市は日本でいうと京都にあたる、台湾の中でも歴史のある都市であり、「原住民」(先住民族)の文化やオランダ統治時代、日本の植民地時代の面影を残す遺跡や伝統的な寺院を休日や授業後に気軽に見に行くこともできます。台南での研修の終了後、帰国の際に台北で一泊し、故宮博物院なども見学します。これらを通して、台湾の歴史・文化を深く理解することができ、台湾と日本とのさまざまな形での関わりを振り返ることができます。
以下は、2012年度に行われた文化体験授業(例):

書道、人相学(手相など)

篆刻(印鑑づくり)、フットマッサージ、台湾家庭料理体験

烏山頭ダム&關子嶺泡温泉ツアー(日帰り)、台北市内見学

一泊二日のホームステイ  等

成功大学生たちと、互いに学び合う。
現地プログラムで南山大学生にとって大きな存在となるのは、一生懸命協力してくれる成功大学の大学生です。午後の大学院生の語学チューターとの復習の時間は中国語の学習にとって大きな力になります。さらに、一対一の個別チューターは「語言交換」として、中国語での話し相手になってもらい、南山大生も日本語や日本文化を紹介する他、日帰り旅行や文化体験に同行します。個別チューターと毎日のように会うことで、1か月が終わるころには親友といってもよいくらいの間柄になることも多いです。プログラム終了後には中国語の語学力だけでなく、台湾の文化に対する理解も深まるプログラムとなっています。

今後の勉強に活かせる学びの場となる。
研修後は、秋学期に、現地調査及びフィールドワークについて他のNAP学生と引率教員、そしてNAP参加を検討中の一年次生の前で約45分間の発表をしなければなりません。台湾NAP全員で45分ですので、テーマごとに分かれた少人数のグループごとに割り当てられる時間は短くなりますが、観察や聞き取り調査をした結果とその背景にある文化や政策の違いを他のNAP学生と引率教員、そしてNAP参加を検討中の一年次生に分かりやすく、魅力的に、簡潔に伝えることは当日のプレゼンテーションの経験だけでなく、準備も含めて、今後の総合政策学部の学びに活かせる内容となっています。

参加学生の声

総合政策学科

河崎さくらさん

(2年次に参加)

留学先の成功大学は台湾南部の古都・台南市にあって、漢民族系住民の文化だけでなく、先住民族やオランダ統治時代の文化にも接する事が出来ました。漢族系住民といっても、台湾語を母語とする人々や客家語を話す人々もいて、台湾は思っていた以上に多くの文化や言語が入り混じる社会でした。私が学習した中国語は、台湾では国語と呼ばれ、多様な文化をまとめる役割を持っていました。キャンパスには日本統治時代に造られた建物の一部が今も教室として使用され、日本と台湾の歴史についても学ぶ事が出来ました。チューターやホストファミリーとの交流からは、生の台湾社会を体験させてもらい、帰国後の今も、連絡を取り合っています。

このNAPが私にとって初めての海外でしたが、異文化に直接触れることで単なる語学学習以上の成果を得る事が出来、総合政策学部に入って本当によかったと思います。

学びの内容

学生一人一人のレベルに合った語学研修。
国立成功大学において中国語教員2名による中国語授業を受講します。基本的に午前中に授業を受講し、会話及び文字を中心に学習します。尚、午後には大学院生の語学チューターによる個別指導による復習の時間が毎日設けられ、宿題、会話、読み書きを実施しています。
台湾に対する異文化理解力を養う。
多様な台湾文化に触れる体験授業を実施しています。また、現地学生との交流により、台湾についての理解を深めます。
現地校での語学試験と、帰国後の報告発表会で台湾NAPの成果を確認する。
成功大学での授業最終日に中国語のテストを受けます。また帰国後には、現地の学生等との交流、フィードワークや調査結果に基づいて、事前学習で各自・各グループが設定したテーマについて、独自性のある完成度の高いプレゼンテーションを行います。

基本情報

海外実習先 台湾 国立成功大学
滞在地域 台南市(タイナン)
期間 8月2日〜29日
参加費用 25万円
参加人数 約20名

スケジュール

1日目 中部国際空港→台湾桃園国際空港→新幹線桃園駅→新幹線台南駅(成功大学・個別チューターによる出迎え)→国立成功大学着 成功大学
学生寮泊
2日目 成功大学における語学及び文化体験授業受講と見学開始
・語学チューターとの個別レッスンの開始
・個別チューターとの交流
3日目
(滞在最初の土曜)
高雄日帰り旅行
・個別チューターとの交流
4日目 自由行動
5〜9日目 成功大学における語学及び文化体験授業受講と見学
・中国語授業
・文化体験授業
9〜10日目
(滞在2週目の金曜・土曜)
ホームスティ ホームスティ先の家庭に宿泊
11日目 自由行動 成功大学
学生寮泊
12〜16日目 成功大学における語学及び文化体験授業受講
・中国語授業
・文化体験授業
17日目
(滞在3週目の土曜)
台南市近郊へ日帰り旅行
18日目 自由行動
19〜23日目 成功大学における語学及び文化体験授業受講
・中国語授業
・文化体験授業
24〜25日目 自由行動
26日目 中国語のテスト
修了式
27日目 台北に移動。市内観光 台北市内
ホテル泊
28日目 台北市内観光後、帰国  

※スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。