
- 近年、政治や経済、文化などの面において中国の存在感は、年々高まってきています。これからの世界は、もはや中国抜きには語れない、と言っても過言ではないでしょう。そのような中国の言語や文化を理解し、相互に信頼関係を築き上げていくことは、今後ますます重要になってきます。中国NAPでは、学生たちが現地での学習やフィールドワーク、異文化体験を通して適応力をつけ、グローバルな視点から物事がとらえられるようになることを目的にしています。
※ NAP:南山短期アジア留学プログラム
実習内容

- 青海民族大学における中国語学習
- 月曜日から金曜日までの毎朝3時間、青海民族大学の教室で中国人の先生から中国語 を学びます。少人数クラスなので、練習する時間は充分にあります。学習内容は、発 音、聴解、文法、語彙、会話、作文と多岐にわたっています。中国語は発音・聴解が 大切なので、学生たちは聞いた音をピンイン(ローマ字)で書くディクテーションの 練習を何度もさせられますが、これを繰り返していくうちに徐々に耳が慣れてくるの です。先生は基本的に中国語を使って中国語を教えますが、難しい文法説明には英語 も使ってくださるので、授業はわかりやすいと好評でした。最後には期末テストもあ り、南山生は1か月間の学習成果を確認することができます。

- チューターとの学習や交流
- 南山生1名に対し、青海民族大学の学生1名がチューターとしてついてくれます。午後の2時間ほど、午前中の授業を聞いてもよくわからなかった点について彼らにじっくり教えてもらったり、発音や会話の練習をしたりします。一緒に繁華街に出て、買物や飲食を楽しんだりするのもOKです。学んだことがすぐ使え、現地の方々と交流ができる、これこそがNAPの醍醐味だと言えます。

- 中国の社会や文化への理解
- 文化体験プログラムとして、平日の午後や休みの日を利用していろいろな場所へ見学に行きます。行き先としては、チベット仏教寺院やイスラム教のモスク、民俗村、博物館、中学・高校、お酒を造る工場などがあります。また、中国の歌や踊りを練習したり、少数民族の衣装を着たり、太極拳を習ったりする機会もあります。他にも、中国社会に関する講演や一般家庭への訪問、一泊二日の青海湖旅行なども組まれているので、中国の社会や文化を様々な面から理解することができます。

- フィールドワークと帰国後の報告会
- 学生たちは、「宗教、民族、食文化、交通、物価、意識」などをテーマにグループでフィールドワークを行い、本やネットで見ただけではわからなかったこと、実地調査を行って初めて気が付いたことなどについてまとめます。それを帰国後の報告会で発表するとともに、他国のNAPに参加した学生の発表を聞いてお互いに質疑応答し合うことにより、情報交流を図ります。
参加学生の声

総合政策学科
森田茅裕さん
(2年次に参加)
私は2年生の夏に中国NAPに参加し、青海民族大学で中国語の勉強をゼロからスタートしました。習った単語や文章は積極的にチューターとの会話で使うようにしていました。自分の中国語が相手に通じると嬉しかったし、私以上に彼は私の中国語が進歩したことを喜んでくれました。
留学を終えた今、私の心に残っているのは中国人学生皆の優しい笑顔です。1ヶ月間ずっと一緒にいたことで、冗談を言い合ったり小さなことでも一緒に笑ったりできるほど仲良くなれたし信頼できる存在となりました。彼とは今でもメールのやりとりをしていて、中国語の勉強になっています。国と国として日中関係は良好とは言えなくても、人と人として中国の友達と良い関係を築いていきたいと思います。
学びの内容
- 現地での生活を体験
- 中国NAPは、青海省という、通常の観光旅行ではあまり行かない地域へ行きます。標高が高く(標高2380m)、インフラ整備も充分とはいえず、一般の日本人は殆ど住んでいません。そのような所で、現地の方々と同じような生活を送ることにより、厳しい生活環境への適応力を身に付けることができます。
- 多民族国家を実感
- 一口に中国といっても、実際には50以上の民族がいます。特に実習を行う西寧市では、漢民族ばかりでなく、チベット族、イスラム族、モンゴル族など多様な民族が生活しています。漢民族以外の中国人が南山生のチューターになることもあります。そのような地域で様々な民族の方々と交流することにより、「中国」に対する一面的な見方が変わり、世界観を養うことができます。
- 多様な中国を実感
- 青海省での1ヶ月間の実習の後、北京で1泊します。北京では、有名な天安門広場や故宮(紫禁城)を見学するほか、王府井(北京で一番の繁華街)を散策したり、飲茶を食べたりします。宿泊先は高級ホテルです。最後に思いっ切り豪華な観光旅行をすることにより、多様な中国を実感することができます。
基本情報
| 海外実習先 | 中国 青海民族大学 |
|---|---|
| 滞在地域 | 青海省・西寧市 |
| 期間 | 8月2日〜29日 |
| 参加費用 | 25万円 |
| 参加人数 | 約20名 |
スケジュール
| 事前授業 | アジアに関する全体講義、中国語の基礎、中国人留学生との発音や会話の練習、フィールドワークのテーマの模索 | |
|---|---|---|
| 1日目 | 西寧着 | 青海民族大学の 留学生宿舎に宿泊 |
| 2日目 | 開校式、歓迎パーティ | |
| 3日目以降 | 平日午前中:クラス形式での中国語学習 平日午後:チューターとの学習・交流、または、文化体験、社会見学 土日:一般家庭への訪問、一泊二日の青海湖旅行など ※他、各自で時間を見つけて、フィールドワークも行う。 |
|
| 26日目 | 中国語の期末テスト、終業式、歓送パーティ | |
| 27日目 | 西寧を離れ、北京へ〜北京観光 | 北京市内の ホテル |
| 28日目 | 北京観光〜帰国 | |
| 事後授業 | 報告会 |
※スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。

