南山大学

 

南山大学 国際化の取り組み

海外実習

総合政策学科 NAP(マレーシア) マレー語を学ぶとともに、多民族国家で異文化共生の在り方を考える。

マレーシアは、マレー系、中華系、インド系と複数の民族から構成される多民族国家です。マレーシアNAPでは、まず、国語であるマレー(マレーシア)語の基礎を学びます。また、フィールドワークや様々な文化体験、マレー系民族の伝統的集落でのホームステイなどを通し、特にマレー民族の文化・宗教・習慣についての理解を深めるとともに、多民族国家の中での異文化共生の在り方について考えます。

※ NAP:南山短期アジア留学プログラム

実習内容

マレー語の基礎を学び、フィールドワークで活用するとともに、英語の実践力も身につける。
観光地としても有名なペナン島にあるマレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia: USM)で、約1ヵ月間、マレー語の基礎を習得します。基本的に、午前中は教室でのマレー語の授業、午後はバディ(チューター)との復習の時間などに使われます。授業は英語で進められ、バディとの意思疎通も英語で行うことになります。2〜3週間目には、2〜4名程度のグループに分かれ、それぞれのグループが事前に設定したテーマについての調査やフィールドワークを行います。調査方法はテーマによって異なりますが、アンケート調査やヒアリング調査が必要な場合には、授業で学んだマレー語やマレーシアの共通語である英語を駆使して行います。アンケート用紙の作成やヒアリング調査では、バディの力を借りることになりますが、グループの一員として協力して行うことで、お互いの理解や友情も深まります。調査結果は、授業最終日にパワーポイントを用い、英語でプレゼンテーションを行います。このように、マレーシアNAPでは、マレー語の基礎を身につけ、マレー文化を学ぶことが第1の目的ですが、英語の実践力も身につけることができるのも、ひとつの大きな特徴です。

マレー文化や日本との関わり、多民族国家の現状について理解を深める。
土日や午後の時間を利用して行われるフィールドトリップや様々な文化体験、ホームステイなどを通し、特にマレー文化についての理解を深めるとともに、日本との関わりや多民族国家の歴史と現状についても学びます。
以下は、2011年度に行われたフィールドトリップや文化体験プログラムです。

世界遺産ジョージタウンの旧市街地見学
イスラム教のモスク、仏教寺院、ヒンズー寺院が混在する地域を見学し、多民族国家の実情に触れる。

100年以上の持続的管理に成功しているマタンのマングローブ林見学
ここで生産される炭のほとんどはバーベキュー用の炭として日本へ輸出されている。

在ペナン日本国総領事館訪問と日系企業の現地工場見学

マレー系伝統的集落での2泊3日のホームステイ

マレーダンス、マレー料理、バティック体験

マラッカ、クアラルンプールへの2泊3日のフィールドトリップ

参加学生の声

総合政策学科

杉木佑妃さん

(2年次に参加)

私はマレーシアNAPに参加し、マレー語を学ぶとともに、現地の学生やホームステイ先のご家族の方と触れ合うことで、多くの事を学びました。多民族国家であるマレーシアには様々な文化が存在しますが、人々は互いにそれらを尊重しながら共存して生活しています。最も心に残った出来事は、現地の方のご家庭にホームステイし、実際の生活を体験したことです。ホームステイ先のご家族は、実の子の様に面倒を見てくれ、無償の愛情を感じました。豊かな環境で過ごすあまりに忘れがちな家族の愛情や、人とのつながりの大切さに改めて気づくことができました。私はこの留学を通して自分の中の世界観が広がり、人が持つ優しさを学びました。

学びの内容

マレー語を身につける
3名ほどの教員によるティームティーチングでマレー語の授業が実施されます。マレーシアNAPの参加者は例年20名前後で、日常会話に必要な基礎的文法や単語、発音など、それぞれの学生の理解度に配慮しながら丁寧な指導がなされます。
マレー文化を学ぶ
バディたちとともに、民族衣装を身につけての伝統的なマレーダンス体験、マレー料理作りやバティック(ろうけつ染)作りを通し、マレー文化の一端を学びます。2泊3日で行われる伝統的集落でのホームステイでは、それぞれの家庭に1〜2名ずつ分散して宿泊し、マレー系住民の日常生活を体験することで、マレー文化の理解を深めます。中には英語の通じない家庭もあり、学んだばかりのマレー語を駆使してコミュニケーションを図ることになります。
マレーシアの現状を調べる
日本にいては決してわからない、マレーシア人の日常生活、マレーシア社会の現状や様々な社会問題、さらにはそれらに対するマレーシア人の認識や考え方などについて、フィールドでの観察調査、マレー語や英語を用いたアンケート調査やヒアリング調査などによってグループ単位で調査を行います。その結果をわかりやすく取りまとめ、バディや先生たちの前で英語で発表します。2011年度には、環境問題と環境意識、マレー系女性の民族衣装、食文化、建築物、大学生の日常生活、恋愛事情、ファーストフード店の利用実態などがテーマとして取り上げられました。

基本情報

海外実習先 マレーシア
滞在地域 マレーシア科学大学(ペナン島)
期間 2月中旬〜3月中旬の1ヶ月間
参加費用 25万円
参加人数 約20名

スケジュール

1日目 中部国際空港からペナン国際空港へ。マレーシア科学大学ゲストハウス着。
2日目 開講式、バディとの顔合わせ
3日目以降 平日午前:マレー語の授業
平日午後:バディによるチュートリアル、各種文化体験、グループ単位でのフィールドワークなど
土曜:日帰りフィールドトリップ
日曜:自由時間(観光やグループ単位でのフィールドワークなど)
3週目の週末 伝統的集落でのホームステイ
22日目 マレー語の試験
23日目 フィールドワーク発表会
さよならパーティー
24日目 終日フリータイム
25〜27日目 マラッカ、クアラルンプール観光
28日目 クアラルンプールから中部国際空港へ

※スケジュールは、年度によって変更になる場合があります。