南山大学

 
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マルチカルチュラルな教育環境の実現

 2000年4月に設置された総合政策学部では、国際的相互依存関係の深まりのなかで、日本とアジアとの関係を考慮して、国際教育の重点を、発展しつつあるアジア諸国においた。「マルチカルチュラル」な教育環境は、総合政策学部の国際的相互依存関係を前提とした教育の重要な要素である。

取組の目標 (1)アジアを重視した国際化
(2)国際教育の質的向上
取組の柱 (1)受け入れ − アジア地域からの優秀な留学生の積極的受け入れ
 総合政策学部の学年定員(300人)の1割の優秀な留学生を積極的に受け入れ、日本語が未修であっても質の高い日本語集中教育を受けることによって、3学期目からは日本語で行われる通常の講義に参加し、4年間で卒業できる体制を整備。優秀な留学生を受け入れるために外国提携教育機関(高等学校など)から推薦学生を受け入れる推薦入試制度をつくり、また、奨学金や寮などの厚生面での配慮をしている。
(2)派遣 − 本学学生のアジア地域への留学(南山アジアプログラム)
 日本語を母語とする2年次生の学生に、アジアでの4週間の短期海外研修、すなわち未修外国語短期集中プログラム(南山アジアプログラム:NAP)の機会を設ける。南山アジアプログラムは、現地大学の既成のプログラムに本学学生が参加するのではなく、本学のプログラムを、提携している現地大学で実施するという点に特徴がある。プログラムは、6カ国・地域全体で100人程度(学年定員の3分の1)の規模で行っている。

取組の特色

[1]短期集中:
効率的に教育効果をあげる。

[2)総合的なケア:
全学的な組織的支援体制構築。

《受け入れの特色》:優秀な留学生を受け入れるために。
1)入学審査
外国提携教育機関(21機関と協定)を通じて学業成績(GPA)が概ね80%以上の成績優秀者を受け入れる推薦制度の設立。留学生の出身国の多様化をはかる。
2)ビザ取得
入国管理局と緊密な連絡。日本への留学準備のために早期に入学者を決定。
3)日本語カリキュラム
日本語能力に応じた履修モデル。日本語集中プログラムの運営。
4)日本語科目
日本語未修者でも3学期32単位で学部生として自立できる日本語能力の獲得。
5)履修上の配慮
漢字ティーチングアシスタント、チューター(日本語学習援助)、メイト(日本語会話練習)がボランティアとして留学生を支援。
6)厚生上の配慮
留学生への授業料の半額免除制度。推薦入学者には学内奨学金制度(授業料相当分と生活費の一部に相当)。混在型の交流会館(4、5人で1ユニットに住む学生寮)
7)課外活動
国際交流のための催し「コーヒーアワー」を月1回開催。
《派遣(南山アジアプログラム)の特色》:安全にプログラムに参加し、学習効果があがるように。

1)事前オリエンテーションと事後フォローアップ(外国語I)、現地での4週間の集中研修(外国語II)で構成。

2)外国語IIの研修先は6カ国・地域(韓国、台湾、タイ、フィリピン、マレーシア、ベトナム)。
3)外国語IIのクラスは20人前後の少人数クラス。
4)外国語IIは語学の短期集中コース、現地学生チューターによる指導と交流、フィールドワーク・現地事情の見学(小学校訪問、家庭訪問、農村見学、児童施設訪問、開拓地での植林など)、ホームスティを含む。
5)プログラムを実施する現地大学は、現地社会や文化の学習の機会も十分にあるような中規模の都市に所在している大学を選定。
6)費用は実費として一律25万円。
7)引率教職員も参加。生活、学習面にわたり学生の指導、相談にあたる。
8)成績評価は、現地に赴いている本学教員が現地大学関係者の意見を参考に行う。
9)危機管理について、さまざまなケースを想定し、細心の注意を払う。

■外国提携教育機関(2003年3月現在)



中華人民共和国 国家外国専家局
青海省人民政府教育委員会
北京樹人学園
南京市外国語培訓中心


台湾 輔仁中学
徐匯高級中学
聖心女子高級中学


10
韓国 東星高等学校
仁川博文女子高等学校
聖心女子高等学校
11
12
13
タイ 元日本留学生協会
アサンプション・カレッジ
アサンプション・コンベント・スクール
14
15
マレーシア 華校董事連合会総会
寛柔中学

16
17

ベトナム さくら日本語学校
タンロン大学
18
フィリピン フィリピン日本語文化学院、日本語センター
19
メキシコ 日本メキシコ学院
20
ミャンマー ウィン日本語学校
21
デンマーク ルングステッド高等学校

■南山アジアプログラム・外国提携大学
台湾 國立成功大学
韓国 韓南大学
タイ コンケーン大学
フィリピン アテネオ・デ・マニラ大学
ベトナム タンロン大学
マレーシア マレーシア科学大学