![プロの仕事紹介 NO.3 自分のあるべき姿を見極める力 個性的な仲間に刺激され、「自分がすべきことは何か?」を探し、見つけ、実現した大学時代。その経験は、お客様の安全を守るため、各セクションで周囲のスタッフと協力しながら自らの使命を全うする今の仕事に大いに活かされています。[ 株式会社ドリームスカイ名古屋(旧:株式会社JALスカイ名古屋) 総務部総務グループ チーフ ] 今泉 景子 氏 (2000年3月経営学部経営学科卒業)](img/03_title.jpg)
南山大学を卒業した先輩がどのような職業で、どういった姿勢で仕事に取り組んでいるか、第一線で活躍する卒業生の仕事に対する想いやこだわりを紹介します。
![[どんな仕事?] 安全で快適な空の旅を、空と地上で守っています](img/03_tit01.gif)
現在所属している総務部での主な業務は、新入社員の採用と、キャリアアップのための社員教育です。採用業務では、さまざまな学校や会場で開催する航空業界セミナーや会社説明会から、採用試験の運営、入社準備、入社教育までを行います。特に採用試験では、スケジュール管理や会場手配はもちろん、面接官の調整も重要な仕事。「学生さんも私たちを面接している」という視点で、キャリアはもちろん、人を見る洞察力や豊かな人間性を備えた社員に担当してもらうようにしていますね。一方、社員教育では、新入社員教育、リフレッシュ研修、正社員登用研修、昇格研修など、各段階に合わせた多彩な研修のカリキュラムを作り、インストラクターも担当します。このほか、ホームページ・パンフレットの作成、職場見学など、より多くの方に弊社を知っていただくためのさまざまな対応も行っています。
入社時から6年間は、旅客部の国際線部門に所属し、グランドスタッフとしてゲート業務、カウンター業務、オフィス業務、ラウンジ業務を担当しました。飛行機を地上からサポートする空港での業務は、安全に時間通りに飛行機を飛ばすため、たくさんのスタッフのチームワークが必要です。少しでも遅れれば、お客様はもちろん運航をサポートするオペレーションや整備現場のスタッフ、荷物を扱うグランドハンドリングスタッフなど、離着陸空港のスタッフ全員に迷惑がかかってしまいます。ですから、フライト時間が迫っても搭乗されないお客様を探して、広いフロアを走り回ることも日常茶飯事でしたね(笑)。
中部国際空港の開港時には、出発前のお客様にご利用いただく「サクララウンジ」の立ち上げにも携わりました。何もないところからお客様に喜んでいただくサービスやシステムを構築するのは想像以上に大変でしたが、無事オープンを迎え、お客様が笑顔で寛いでいらっしゃる姿を見た時は大きな達成感に包まれ、同時に地上でのサービスの重要性や可能性も改めて感じました。
![[やりがい・こだわり]社員が成長していく姿を見られるのが、最高の喜び](img/03_tit02.gif)
会社説明会や採用試験では、たくさんの学生さんや学校の職員の方にお目にかかります。その際、私を通してエアラインの仕事に興味を持っていただいたり、ドリームスカイ名古屋(旧:JALスカイ名古屋)に入社したいと思っていただけると本当に嬉しいです。そうして出会った学生さんは、私にとってはかけがえのない後輩や子供のような存在で、決して忘れることはありません。ですから、入社したいという気持ちに応えられない時は、いつも申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいますし、内定を辞退されたり、入社後に何らかの事情で退職されたりすると、まるで恋人に振られたような、とてもつらい思いをします。しかし反面、採用が決まった学生さんと、同じ会社の仲間として再びお会いできるのは本当に幸せなこと。入社後、研修などを通して彼らが成長していく姿を見ると、心が温かくなるような満足感でいっぱいになります。
![[南山大学での経験] 国際色豊かなキャンパスで、本当の自由の意味を学びました](img/03_tit03.gif)
私が在籍していた経営学科では、帰国子女や留学経験のある学生がたくさん学んでいました。外国人の先生も多く、授業も“英語で経営学を学ぶ”といった感じで、キャンパスにいながら留学しているような雰囲気でしたね。特に、経営が専門の外国人の先生の中には、イギリスやアメリカの地方訛りの英語を話される方も多く、最初は聞き取るのにとても苦労しました。でも、それが本当の英語なんですよね。おかげでリスニング力が向上し、さまざまな国や地域からお客様をお迎えする現在の仕事に大いに役立っています。日常的に英語が飛び交う環境もさることながら、当時の私が何より驚いたのは、仲間の多くが「私はMBAをとりたい」「私はアメリカでマネジメントの仕事がしたい」などはっきりした目的を持っていたこと。おかげで、早い時期から「自分がしたいことは何?」と将来を考えるようになりましたし、物事を世界という規模でとらえ、考えることができるようになりました。
2年の夏休みに、1ヵ月半のアメリカ海外研修に参加しました。初めての海外でしたので、現地で見るもの、会う人すべてが刺激的で。1ヶ月間みっちり英語を学んだ後、ニューヨーク、サンフランシスコ、フロリダなど10都市ほどを周遊したのですが、その際、搭乗した飛行機で活き活きと仕事をこなす女性スタッフの姿を見たり、立ち寄った空港の国際的な空気に触れるうちに、“将来は航空業界で働きたい”という思いが強まりました。ですから、帰国後は、まるで水を得た魚のように、航空業界を軸に経営学の研究を深めていきましたね。そうした研究の集大成として、卒論では、“航空業界における規制緩和”をテーマに、日本とアメリカの各航空会社の特徴や、それぞれの強み・弱み、業界の歴史などを徹底的に検証しました。この時に得た知識は、現在行っている航空業界セミナーでの講演でも大変役に立っていますし、就職活動の際も大きな武器になったと思います。今、採用する側の立場に立ってみると、合格する人というのは、お会いした瞬間、「この人は受かる!」と感じることが多いんです。日々努力してきた人は、それがちょっとした表情や言葉に滲み出るんですよね。身だしなみや立ち居振る舞いももちろん大切ですが、本当に重要なのは業界や会社を研究し、「人材に何を求めているのか」をしっかりと見極めて、それに向かって日々努力することだと感じます。大学時代、それを私に気づかせてくれた仲間と、導いてくれた先生方に、本当に感謝しています。

英語を学び、グローバルな視野を持って国際的な仕事がしたいと思っていたからです。キャンパスには海外からの留学生や外国人の先生がたくさんいて、日本にいながら留学気分を味わえましたよ。
外国人の先生や、日本人でも海外でMBAを取得された先生などから、世界で通用する経営学が学べます。日本を外側から眺め、弱点だけでなく世界に誇れる部分を発見できると思います。
講演会やマナー講座に参加するほか、社会人としての基礎知識を身につけるため、大学で第1期生としてインターンシップに参加したり、サービス業のアルバイトをしたりしました。
秘書検定準1級です。これは就職活動でも、実際の仕事でも、とても役立ちました。
豊橋から通っていたので片道2時間くらいかかりました(笑)。その時間を有効に使おうと、電車の中ではリスニングの勉強をしていましたよ。
英語力やマナーは必要条件ですが、十分条件ではありません。まずは業界をよく研究し、人材に何を求めているかということを見極めるのが大切だと思います。入社後、自分はエアライン業界に何を貢献することができるのか?ということも考え、日々努力することだと思います。
外国の文化と日本の文化が交じり合う独特の学風の中で、一人ひとりが自立した考えを持ち、必要以上に仲間と群れない。自分の個性を理解でき、進むべき道が見つかるところです。
しっかりと目的意識を持ち、自立している人が多いですね。独特の存在感があるので、履歴書を見なくても何となく分かるんですよ、南山生は。弊社でも多くの卒業生が活躍していて、頼もしい限りです。
中学高校とフルートをやっていたので、仕事帰りに空港会社の方々と一緒に演奏しています。
社内の研修や説明会などで知り合う学生さんにお教えできるよう、メイクアップの講座を受講しています。休みの日など、友達をモデルに腕を磨いているんですよ。
2000年3月 経営学部経営学科卒業